国、数の記述式見送り17日表明(日経速報記事も)

共同通信20191216 20:32発表

2020年度開始の大学入学共通テストを巡り、文部科学省が17日に国語と数学への記述式問題導入の見送りを表明する方針を固めたことが、文科省関係者への取材で16日に分かった。
文科省関係者によると、採点作業を委託する民間企業で、担当者の確定が来秋以降にずれ込むことが判明。採点ミスの可能性や受験生による自己採点と実際の成績のずれなど、指摘されている課題を解消する有効な手だてが打ち出せないとし、予定通りの実施は難しいと判断した。
出題は国語と数学1、数学1・Aで予定され、通信教育ベネッセのグループ会社が学生アルバイトを含む8千~1万人程度で採点する計画だった。

以下は日本経済新聞20191216 23:34速報記事(有料会員限定記事)
画像も日本経済新聞から

関係者によると、これらの課題について、入試センター側から文科省に「採点精度の一定の向上は図れるが、採点ミスの可能性は依然残る」「自己採点と実際の採点結果の不一致を大幅に改善することは困難」などとする報告があった。
約8千~1万人が必要とされる採点者についても確保のめどは立っているが、試験や研修を経て実際の採点者が決まるのは来年の秋から冬になることがセンター側から伝えられたという。
萩生田氏はセンター側からこうした報告があったことを受けて20年度については導入の見送りを決めたと、17日の会見で説明するもようだ。
今後は、各大学に個別入試での記述式問題の積極的な出題を要請。英語民間試験の見送りを受けて設置が決まった検討会議で、大学入試全体の中で記述式問題を充実させる手立てについても話し合う方針を表明する。