とことん使って経験値を上げる 賢明学院中学高等学校

学校や塾の授業にタブレットを導入する際に起きがちな問題点や
その問題への取り組み方について示唆の多い記事だと思います。

教育新聞20190729より
とことん使って経験値を上げる 賢明学院中学高等学校

同校は中高一貫教育で、他校に先駆け約10年前からICT環境の整備を進めてきた。当初は高校生のみだったが、校内のWi-Fiを完備し、4年前からは中学生にも対象を広げた。高校ではプレゼンテーション指導に力を入れており、コンピューターを活用する場面も多いことから、中学時から経験を積み上げるようにした。タブレット端末は中学入学時に全員が購入し、個人所有の形を取っているが、利用に際して特に制限は設けていないという。
情報部の部長も務める森教諭は「入学後すぐ、生徒と保護者を対象に専門家による解説の場を設け、ネット上に潜む危険について十分説明したのちにタブレットを配布しています。情報科の授業の中でも繰り返し教えますが、制限を掛けていないので、見ようと思えば闇サイトも閲覧できるし、不用意に訪れたページでウイルスに感染することがあるかもしれない。でも、それも情報教育の一環だと考えています。実際に使って失敗もしながら、やってはいけないことを学び、情報リテラシーを高めるためです」と語る。

「生徒が落として画面を割るなんてしょっちゅう。毎年何台も修理に出さなければならないのが悩みの種でした。破損がひどく修理費用が高額になる場合は保険申請しますが、その都度何枚にもわたる書類を現場の教員が書かなければならないし、審査が通るのを待って修理に出すから、生徒はその間自分の端末を使えない。これは全教員にとって大きな課題でした。ですから、少々乱暴に扱っても壊れない頑丈さが機器選定の一番のポイントでした。現時点では、メーカー保証で対応してもらえる程度の破損が2件のみ。昨年度と比べると激減して、他の教員からも好評です。またハンドルが付いているのでカバーが要らず、持ち運びしやすい点もいいですね」と森教諭。
また、キーボードとの一体型でノートパソコンのように使える点も大きな選定理由だったという。「最近は生徒1人1台タブレット端末を実現している中学校もさほど珍しくありませんが、当校はいち早くICT活用に取り組んできただけに、常に一歩先を行こうと考えています。高校や実社会での活用を想定すれば、できるだけ早い段階でキーボードを使わせたい。MousePro-P116Bはその希望に応えてくれるものでした」と同機種を評価した。